2025年8月末から富士通製デスクトップ ESPRIMOのD588シリーズでWindowsが起動しない不具合を複数台確認しました
確認した内容からWindows Updateでブートパーティションに障害が発生したと思われます。
※現時点で確認したのがESPRIMOだけですが、以前のBIOS不具合同様に別メーカー・別機種でも起こる可能性はあると思います
確認した症状内容
・ネットワークブートの画面が表示される
・「No bootable device」のエラーメッセージが表示される
・メーカーロゴで止まる
・メーカーロゴの後、電源が落ちて入るを繰り返す
原因※私見
ブートに”Windows11(C:\$WINDOWS.~BT\NewOS\WINDOWS)”の項目が複数作成されている状態を確認しました。
Windows Updateで再起動の構成を作成した際に不具合が発生していると思われます。
回避方法:ブートパーティションの修復と項目の削除
1.USBインストーラーで回復オプションを起動する
2.[トラブルシューティング]-[コマンドプロンプト]の順に選択する
3.下記の流れでコマンドを実行する
diskpart
list disk
select disk 0
list partition
select partition 1
assign letter=s
list vol
exit
bcdboot C:\Windows /s s: /f uefi /l ja-jp
※わかるのであればlistコマンドは省略可能です
4.「ブートファイルは正常に作成されました」と表示されたら完了
5.ドライブ文字(s)を削除する ※念のため
diskpart
select disk 0
list partition
remove letter=s
exit
6.再起動する
7.起動メニューが複数表示された場合は削除する
7-1.Windowsが起動したら[Windows]キーと[R]キーを押す
7-2.”msconfig”と入力して実行する
7-3.[システム構成]が開いたら[ブート]タブを選択する
7-4.「Windows11(C:\$WINDOWS.~BT\NewOS\WINDOWS)」の項目があったら削除する
7-5.[システム構成]を閉じると再起動の確認画面が表示されるので、再起動する
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